神戸の秋夜を彩る「みなとHANABI 2025」―港町の特別な5日間

※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえお出かけください。

夜空に大輪の花を咲かせる花火大会は、日本の夏の風物詩です。けれど神戸では、秋風が心地よい10月に、その魅力を存分に味わえる花火イベントがあります。それが「みなとHANABI」です。2019年を最後に中止されていた花火大会は、2022年から分散開催として復活。2025年もまた神戸の港を華やかに染めます。

この記事では、2025年10月に開催される「みなとHANABI」の最新情報を軸に、観覧スポットや周辺観光、アクセス方法まで、旅行計画に役立つ情報をまとめました。秋の神戸旅行を検討している方に向けて、現地を楽しみ尽くすヒントをお届けします。

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神戸花火大会

目次

「みなとHANABI 2025」とは?

秋の澄んだ空気のもと、神戸港を舞台に繰り広げられる花火イベントが「みなとHANABI 2025」。単なる一夜限りの花火大会ではなく、数日にわたって街全体を彩るのが最大の特徴です。

大規模イベントの華やかさと、分散開催ならではの落ち着いた鑑賞環境、その両方を楽しめるユニークな試みとして注目されています。

分散開催でゆったり楽しめる花火大会

かつて「みなとこうべ海上花火大会」として親しまれていた神戸の花火は、毎年10,000発規模で打ち上げられ、夏の一大イベントとして賑わいました。しかし人出の集中による混雑や安全面の課題から、2022年以降は5日間の分散開催となっています。

打ち上げ時間は15分と短いですが、5日間連続で花火を見られる贅沢さが新しい魅力。仕事帰りに立ち寄る人、週末にあわせて旅行を計画する人など、観る人それぞれのライフスタイルに寄り添います。

開催概要(2025年最新)

- 開催期間:2025年10月20日(月)~10月24日(金)
- 打ち上げ時間:各日18:30〜18:45
- 観覧場所:メリケンパーク(指定観覧エリアのみ)
- 天候対応:雨天決行、荒天中止(順延なし)

【詳細情報】
みなとHANABI 2025|公式サイト

観覧スポットの中心「メリケンパーク」とは?

神戸の花火大会を語るうえで外せないのが、観覧のメイン会場となるメリケンパークです。
海と街が一望できる開放的なロケーションは、花火を間近に感じられる絶好の場所。さらに周辺には神戸らしい観光スポットやグルメが集まり、昼から夜まで一日中楽しめるのも大きな魅力です。

神戸港のシンボルエリア

メリケンパークは、波止場を埋め立ててつくられた神戸の代表的なウォーターフロント公園です。芝生広場やベンチが整備され、潮風を感じながらゆったり過ごせる空間として市民や観光客に親しまれています。

ここは神戸港を代表するランドマークが集まるエリア。花火の打ち上げ会場に最も近い観覧スポットとしても有名です。「BE KOBE」モニュメントや神戸ポートタワーを背景に花火を楽しめるのは、この場所ならではの体験です。

花火鑑賞におすすめのポイント

・花火打ち上げ会場から最短距離で臨場感がある
・芝生やベンチがあり、早めに訪れてピクニック気分で待てる
・周辺にレストランやカフェが多く、食事や買い物も便利

神戸メリケンパーク

花火前後に立ち寄りたい周辺スポット

メリケンパーク周辺には、花火開始までの待ち時間や翌日の観光にぴったりな見どころが点在しています。

BE KOBEモニュメント

「神戸の魅力は人」という想いを込めて設置されたメッセージモニュメント。ライトアップされる夜間は特にフォトジェニックで、SNS映え必至のスポットです。
BE KOBE モニュメント

【詳細情報】
BE KOBE モニュメント|公式サイト
住所:神戸市中央区波止場町2(GoogleMap
アクセス:地下鉄「みなと元町」駅から徒歩10分

神戸海洋博物館 & カワサキワールド

帆船をイメージした白い大屋根が印象的な博物館。神戸の港の歴史を学べるほか、震災の記録も展示されています。併設の「カワサキワールド」では最新のバイクや鉄道模型に触れられ、子どもから大人まで楽しめます。

【詳細情報】
神戸海洋博物館|公式サイト
住所:神戸市中央区波止場町2-2(GoogleMap
営業時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休館)、年末年始
入館料:大人900円、小中高生400円

神戸海洋博物館

神戸ポートタワー

2024年のリニューアルで大きく進化した神戸ポートタワー。ガラス張りの空中回廊からは、360度の神戸の夜景が見渡せます。花火観覧とあわせて訪れれば、港町のスケール感を堪能できるでしょう。

【詳細情報】
神戸ポートタワー|公式サイト
住所:神戸市中央区波止場町5-5(GoogleMap
営業時間・料金:公式サイト参照

神戸ポートタワー

海から花火と夜景を楽しむ―クルーズ船の魅力

花火をよりドラマチックに楽しみたいなら、クルーズ船での鑑賞も選択肢のひとつです。ハーバーランドから出港する観光船やディナークルーズでは、花火を真正面に望めます。

特におすすめなのは、つぎのような景観です。

- 明石海峡大橋や淡路島まで望む大パノラマ
- 造船所や潜水艦ドックなど神戸らしい工業景観
- 夜空に浮かぶ神戸ポートタワーのシルエット

「陸から見る花火」と「海上から見上げる花火」はまったく別物。旅行プランに余裕があれば、ぜひ体験したい贅沢な選択肢です。

神戸 クルーズ船

神戸観光とグルメを組み合わせる

花火大会を目的に訪れるなら、観光やグルメも組み合わせたいところ。神戸には異国情緒ただよう街並みや山と海が織りなす自然景観、そして世界に誇る神戸牛グルメがあります。

神戸で外せない観光地

- 生田神社:縁結びで有名な古社
- 北野異人館街:洋館が立ち並ぶレトロなエリア
- 六甲山:日本三大夜景のひとつに数えられる眺望スポット

グルメ体験

- 神戸牛ステーキ:本場で味わう贅沢な一皿
- 南京町(中華街):小籠包や肉まんの食べ歩き
- 洋菓子店めぐり:神戸はスイーツの街としても有名

神戸 南京町

アクセスと移動手段

神戸の花火を見に行く計画を立てるうえで大切なのが「どうやって現地まで行くか」です。新幹線や飛行機といった手段もありますが、時間や費用のバランスを考えると、夜行バスは旅行者にとって頼もしい選択肢。夜のうちに移動できるので、翌朝から観光や花火観覧に時間をしっかり使えるのが魅力です。

なかでも夜行バスVIPライナーは、首都圏から神戸三宮まで直行便を運行しており、利便性とコストパフォーマンスの両方を兼ね備えています。座席はリクライニングやカーテン付きで、プライベート空間を確保しやすく、準備次第で快適に過ごせますよ。
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新幹線や飛行機に比べて大幅に交通費を節約できるため、その分を神戸グルメや観光体験に回せるのも夜行バスの大きなメリットです。


秋の夜長に神戸の花火を

「みなとHANABI 2025」は、神戸の街そのものがステージとなる花火大会です。分散開催によって混雑を避けつつ、5日間連続で楽しめるという新しいスタイルは、観光客にとっても地元の人にとっても嬉しい工夫といえるでしょう。

花火とともに、海や山、そして神戸の街並みやグルメを体験すれば、きっと忘れられない旅になります。秋の神戸旅行を計画するなら、この時期を狙う価値は十分にあるでしょう。

夜行バスで効率よく神戸へ。そして夜空に広がる大輪の華を、ぜひ、あなたの目で確かめてみてください。

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