あなたの推し仏は?京都・奈良の「イケメン仏像」5選
※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえお出かけください。
近年、宗教的な意味を超えて、座禅や写経、仏像の鑑賞などに癒やしを求める「仏女」が増加中です。そんな仏女の楽しみのひとつが、数ある仏像のなかから自分好みの「推し仏」を見つけること。
日常にちょっと疲れた…というときは、京都・奈良へ癒やしのイケメン仏像を探す旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
ファンクラブができてしまうほどの美少年!「興福寺」の阿修羅像
奈良・興福寺は広い境内に、東金堂・中金堂・北円堂・南円堂・五重塔・三重塔・大湯屋・大御堂・国宝館などがある大きな仏教寺院です。
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なかでも国宝館にある「阿修羅像」が有名で、仏像なのにファンクラブができてしまったほどの人気者。そのお顔立ちには、どこかあどけなさも残る美少年の趣きがあり、仏女の乙女心をくすぐります。
【詳細情報】
公式サイト:興福寺場所:奈良県 奈良市 登大路町48
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約8分
電話:本坊寺務所 0742-22-7755
参拝時間:興福寺国宝館9:00~17:00
拝観料:国宝館・東金堂連帯共通券、大人900円、学生(中・高)700円
気品ただよう塩顔イケメン!「広隆寺」の弥勒菩薩半跏思惟像
推古天皇の時代に創建された、京都最古の寺院「広隆寺」に収蔵されているイケメン仏像は「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつ はんかしいぞう)」。
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弥勒菩薩半跏思惟像は二体あり、その一体が「宝髻(ほうけい)の弥勒」。伏し目がちな切れ長の目とキュッと結ばれた唇が印象的で、その表情と涙をおさえるかのような右手のしぐさから「泣き弥勒」とよばれることも。
もう一体が、イケメン仏像として名高い「宝冠(ほうかん)の弥勒」です。鼻筋が通った端正な顔立ちと、微笑みをたたえた唇に気品がただよっています。繊細でしなやかな指先と、線の細いシルエットは、まさに「麗しい」の一言につきますね!
【詳細情報】
公式サイト:広隆寺場所:京都市右京区太秦蜂岡町32
アクセス:JR太秦下車徒歩約13分
電話:075-861-1461
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:霊宝殿 大人 700円 高校生 500円、 小・中学生 400円
凛々しいお顔と躍動感に胸キュン!「宝菩提院願徳寺」の如意輪観世音半跏像
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京都で一番小さな拝観寺院といわれる「宝菩提院 願徳寺」は、京都市西京区の大原野という場所にあります。
この願徳寺のご本尊が、国宝の「如意輪観世音菩薩半跏像」です。左足を上げた姿は、今にも動き出しそう。
蓮華座から降ろされた足や身にまとわれた衣の流れなど、細部に動きのある力強い造形が魅力です。凛々しく整ったお顔立ちも、絶世の美仏とよばれるゆえん。如意輪観音には、心願成就や子宝授与のご利益があるそうです。
京都の中心部から少し離れた場所にあるお寺ですが、足を伸ばす価値が大いにある「美仏スポット」です。
【詳細情報】
公式サイト:宝菩提院願徳寺場所:京都市西京区大原野南春日町1223-2
アクセス:JR桂駅西口バス停・市営西2 洛西バスターミナル行から洛西高校前で下車、徒歩25分
電話:075-331-3823
参拝時間:9:30~16:00(2月は閉館)
拝観料:500円
言わずと知れたイケメン仏像!「東寺」の帝釈天騎象像
京都のシンボル「五重塔」で有名な東寺。空海こと、弘法大師ゆかりのお寺です。その講堂に安置されているのが「帝釈天騎象像」。イケメン仏像としてはあまりにも有名で、特別展などで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
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帝釈天は、インドでは武神とされていたものが、仏教に取り入れられるときに守護神として、役割が変化したものだといわれています。その名残のある、象に乗った勇ましい姿と、ひきしまったお顔立ちが、多くの仏女のハートをわしづかみにして離しません。
【詳細情報】
公式サイト:東寺場所:京都市南区九条町1番地
アクセス:JR京都駅から徒歩14分
電話:075-691-3325
開門時間:5:00~17:00
拝観料:基本拝観料、金堂500円、講堂500円、観智院500円、全ての共通券の拝観料は800円
中国から来たオシャレイケメン「萬福寺」の韋駄天像
京都府宇治市にある「黄檗・萬福寺」は、江戸時代に中国福建省から来た隠元禅師が開創した寺院です。中国僧が開いたお寺ということもあり、中国の明朝様式を取り入れた伽藍(お堂)の配置方式や建物のつくりが珍しく、異国の雰囲気がただよっています。
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そんな萬福寺にあるイケメン仏像が「韋駄天像」。広大な敷地の門を2つくぐった先の建物にインパクト抜群の「金の布袋様」が安置されており、その背後に韋駄天の像があります。華やかで力強い造形に、雄々しいお顔立ち。颯爽とした姿を見上げれば、思わず「守ってほしい!」という気持ちが芽生えそうです。
また、萬福寺宝物館の文華殿で、特別公開時にのみ拝観できる、別の韋駄天像も必見。こちらは、まるでヒーローアニメの主人公のような麗しい顔をしています。特別な韋駄天像に会える機会は公式HPで随時案内されますので、要チェックです。
【詳細情報】
公式サイト:萬福寺場所:京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス:JR奈良線、黄檗駅下車、徒歩5分
電話:0774-32-3900
参拝時間:9:00 ~ 17:00(受付は16:30まで)
拝観料:大人500円、小中学生300円
「会いにいける推し仏」のはずなのに会えなかった!とならないために…仏像拝観で気をつけるポイント
魅力的な仏像に出会って恋をしてしまうと、思わずその姿を写真におさめたい!という気持ちになるでしょう。しかし、お寺は本来「信仰のための場所」だということを忘れずにおきたいものです。ほとんどのお寺では、仏像の撮影を推奨していないので、撮影禁止の場所も多いものです。たとえ撮影OKだったとしても、撮影に夢中になって他の参拝者の邪魔をしないように気をつけましょう。
また、お寺の仏像は、修復、管理などのために拝観できない期間があったり、時期によって拝観時間が変更されたりすることがよくあります。「せっかく足を運んだのに展覧会に貸し出されていた…」というケースもありがちなので、事前にHPなどで拝観可能かどうかを確認しておくといいでしょう。
京都観光ならVIPライナーがおすすめ♪
観光地として人気の高い、京都・奈良。有名な寺院は、週末や連休になると、大変な混雑が予想されます。せっかくイケメン仏像にお会いできる機会ですから、じっくり、ゆっくり、拝観したいですよね。そんなときは夜行バス・高速バスのVIPライナーをおすすめします!
VIPライナーは夜行バスなので、到着はもちろん早朝。人気の高いスポットが混雑する前のすいている時間に訪問できます。
京都旅行なら、ぜひ格安でお得な「VIPライナー」の高速夜行バスをご利用ください。
京都・奈良の仏像を拝観するなら、VIPラウンジの荷物預かりサービス「手ぶら観光サービス」の利用が便利です。かさばる荷物はラウンジに預けて、身軽にお寺めぐりをしましょう♪
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