【高山病を防ぐ!】富士山の弾丸登山は絶対NG!五合目(登山口)でしておきたい下準備とは?
※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえお出かけください。
「今年こそ富士山に登ろう!」と富士登山を計画している人も多いのではないでしょうか。とはいえ登山初心者の弾丸登山は大変危険です。
まず富士山は標高が高いので、気温と気圧が平地よりも低くなり(海抜0m地点と比べると山頂は23度低い)空気中の酸素量もぐっと減ります。何の準備もせずにいきなり登り始めると高山病にかかりやすくなるのです。
富士山を安全に登るためには、登山にふさわしい適切な服装と持ち物など、万全の準備が必要になります。そこで今回は、「富士山の五合目(登山口)で行なうべき下準備」についてお伝えします!
寒さ対策!登山仕様の服に着替える
山は標高が高くなるほど気圧が低くなり、登山シーズンの真夏でも最低気温は2〜3度と真冬並みの寒さになります。また、登山は運動量が多く、大量の汗をかきやすいので夏仕様の薄着は適していません。
登り始めや頂上散策をするときの寒さ対策としては、
- フリースやダウンを持参する
- 手袋やネックウォーマーをする
- すぐに手を温められるように未開封のカイロをポケットに入れる
さらに、一番下に吸汗性と速乾性のあるインナーを着ておくと、肌をドライに保って汗蒸れや汗冷えを防いでくれるのでおすすめです。
もちろん一番外側には防水透湿性のあるレインウェアを着るのを忘れずに!
以上のように、富士登山では気温や天候の変化にいち早く対応できるよう、衣類の準備が大切です。
高山病対策!体を高所に慣れさせる
3,000m級を越える登山には、酸素欠乏によって引き起こる「高山病」の心配がつきものです。
実は五合目(登山口)に着いてすぐに登り始めると、体は急激な気圧の変化についていけず、血液中の酸素濃度が低下して高山病にかかりやすくなります。五合目についたら、まずは1時間ほどゆっくりして、気圧の変化に徐々に慣らしていきましょう。
ちなみに富士山には、4つの登山口があります。
- 富士スバルライン五合目…吉田ルートの登山口で標高2,305m
- 須走口五合目…須走ルートの登山口で標高2,000m
- 御殿場口新五合目…御殿場ルートの登山口で標高1,440m
- 富士宮口五合目…富士宮ルート(青色)の登山口で標高2,400m
より楽に登るために!不要な荷物を預ける
富士山登頂のためには、荷物をより少なくすることが重要です。重い荷物を持って動くと体に負担がかかり、早々に体力を奪われてしまいます。
お土産や長い傘、山登りで履かないスニーカーなどは不要な荷物となるので、五合目のコインロッカーなどに預けましょう。
登山にはトイレチップ用のお金も必要になるので、100円玉は30枚程度用意しておくと安心です。
参考記事
富士登山の前にチェック!富士山のトイレ事情とトイレ利用前に準備しておきたいもの
登山・ハイキングはVIPツアーで行こう!
VIPツアーでは、とってもお得な富士登山やハイキングツアーのプランを多数ご用意しています。
首都圏発のバスツアーや富士山専門ガイド付きプラン、登山後に温泉に入れるプランなど、バラエティに富んだツアーが盛りだくさん!
この夏、登山・ハイキングをお考えの方はVIPツアーをぜひご利用ください!
※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえ、お出かけください。
フォローしませんか?