「氷見漁港の朝セリ見学」のすすめ&キトキト(新鮮)な寒ブリを漁港で食べよう!

※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえお出かけください。

今回は、寒ブリ総力特集記事の第3弾として、無料で見学できる「氷見漁港の朝セリ」をご紹介します。熱気あふれる朝セリの醍醐味を、冬の富山で味わってみませんか?場外には市場の食堂もたくさんあるので、セリ見学のあとにキトキト(新鮮)な寒ブリが食べられますよ♪

「氷見漁港の朝セリ見学」のすすめ&キトキト(新鮮)な寒ブリを漁港で食べよう!

「セリ」って何?

まず「セリ」とは、1人の売り手(卸売業者)に対して複数人の買い手(仲卸業者や売買参加者)が商品の値段を競り合い、その中で最も高値をつけた買い手に売ることです。

氷見漁港では、漁業生産者と魚の仲買人が売買する様子(セリ)を公開しており、誰でも無料で見学ができるようになっています。

朝セリが始まるのは朝6時ごろ

氷見漁港の朝セリが始まるのは朝6時ごろから。予約の必要はとくにありませんが、悪天候で漁港が閉鎖になるといった不測の事態もあり得るので、念のため見学前日に氷見漁業協同組合へ電話問い合わせをしておくと無難です。

お問い合わせ先:氷見漁業協同組合

先ほども書きましたが、見学は無料です。1階のセリを、2階のテラス席から見下ろすような形になります。

セリ見学にあたっての注意事項

まずセリをしている1階の現場には関係者以外立ち入り禁止です。フロアは濡れていてとても滑りやすく、場内は荷物を運ぶトラックやフォークリフトが走り回っているので、万が一立ち入ってしまうと、とても危険です。

食品を扱っているので場内は基本的に禁煙、ペットを連れての入場も禁止、危険物の持ち込みも厳禁です。
また、危険を避けるため、乳幼児やベビーカーを伴う入場、サンダル・ハイヒールなどの不安定な履物、スーツケースなど大きな荷物を持った移動も自粛事項となっています。

場内の撮影は禁止されていませんが、フラッシュをたいた撮影は関係者の迷惑になるので控えましょう。

市場のお休みは日曜・祝日・お正月(一部水曜日)なので、ご注意を。平日や土曜はセリを実施していますが、天候などの状況によっては見学できないケースも考えられます。見学前に氷見漁業協同組合へ電話で確認しておくことをおすすめします。

セリの見どころ・醍醐味は?

氷見産の本ズワイカニ

セリにかけられるのはブリだけではありません。冬の富山湾では、大量のスルメイカも水揚げされます。

春はいわし、さより、夏はトビウオ、真あじ、秋はカツオ、カマス、そして冬は寒ブリとスルメイカのほかに真だらや本ズワイカニなど、季節によってさまざまな魚介類がセリにかけられます。自分の好きなお魚たちがどこへ向かっていくのかを見届けましょう。

また、冬の氷見漁港で寒ブリのセリが始まると参加者もぐっと増えるので、もっとも漁港内が活気づく時間になります。漁業者たちの熱気に包まれて寒ブリたちが行き交う貴重な瞬間を、どうぞお見逃しなく!

冬に朝セリ見学に行くときの最適な「服装」は?

冬 ウェア マフラー 冬服
下が滑りやすくなっている場所には立ち入り禁止なので、足元は普通の履物でかまいません。ただし、ハイヒールやサンダルなどは転倒しやすいので控えましょう。冬仕様のスノーブーツや、ポカポカの中敷きを入れたスニーカーなどがおすすめです。

氷見漁港は日本海側に位置する漁港なので、冬はぐっと冷え込みます。足元から耳元、頭の先にいたるまで、防寒対策は万全に!
海水などで濡れることはほとんどありませんが、悪天候時用にビニールの合羽を一枚持っておくと安心です。

セリの場所から食事をする場外市場への移動も考え、全身の防寒対策とともに「歩きやすい格好」を心がけておくといいかもしれません。

場外市場「ひみ番屋街」で寒ブリが食べられるのは朝8時以降

セリが終了する時刻になると、漁港の場外市場「ひみ番屋街」など、多くの食堂が開店準備を始めます。一部の食堂がオープンするのは朝5時半ごろなのですが、主に漁業者向けの提供を想定されたものなので、ラーメンなどの限られたメニューしかありません。
せっかく漁港に来たのですがら、8時ごろまではセリ見学をして、朝8時以降にとれたてで新鮮な魚介を食しましょう!
それでは、旬の寒ブリが食べられる場外市場「ひみ番屋街」のお店をご紹介します。

氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

・氷見漁港二階「魚市場食堂」
・魚のレストラン「番屋亭」
・東の番屋2「魚廣(うおひろ)」(持ち帰りOK)
・西の番屋1「きときと亭三喜」(割烹)
・北の番屋「廻鮮氷見前寿し」(回転寿司)

また、ひみ番屋街には展望広場や無料で入れる足湯、そして温泉施設(氷見温泉郷・総湯)なども!
歩き疲れたら足湯につかってみてはいかがでしょう?

氷見漁港の詳細情報

住所:〒935-2112 富山県氷見市比美町435
アクセス:JR氷見線氷見駅から徒歩15分
休日:日曜祝日(祝日のない月は、水曜日に2回、日曜日の他に休みあり。祝日が1回の月は、水曜日に1回休みあり)
開始時間:6:00~
所要時間 1~2時間
その他:冬の漁港はとくに冷え込みます。防寒対策必須です!

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