夜行バスにあったらいいものとは?初めてでも快適に過ごせる設備と工夫

※掲載内容は取材当時のものです。最新情報をお調べのうえお出かけください。

「できるだけ安く移動したい」「でも、疲れたまま現地に着きたくない」。そんな想いを抱えて夜行バスを選ぶ方にとって、快適さはなによりの優先事項です。

特に夜行バスに慣れていない人にとっては、「夜行バスにあったらいいものって何?」「設備でそんなに違いがあるの?」といった不安や疑問もあるはず。

この記事では、夜行バスを快適に過ごすために“あったらいいもの”を、座席タイプ・設備・アメニティなどの視点から、利用者目線でわかりやすくご紹介していきます。

バスのタイプをシートや設備から選ぶ

自分にあったバスを選ぶ

夜行バスの快適さは何で決まる?

夜行バスを快適に過ごせるかどうかは、選ぶ設備や持ち物によって大きく左右されます。

事前にチェックしておくべきポイントを押さえることで、「安くて便利」だけではない"質の高い移動時間"を手に入れることができるでしょう。

この記事では、特に「夜行バスにあったらいいもの」という視点から、快適さを左右する代表的な項目を掘り下げていきます。

シートの配置は「快適さ」と「料金」の分かれ道

夜行バスの座席配置は、旅の快適さを左右する基本的な要素です。同時に、料金差がもっとも顕著に表れるポイントでもあります。では、自分に合った座席タイプはどう選べばよいでしょう。

3列シートの夜行バス

3列シート:少し贅沢な"ひとり時間"が確保できる|静かに過ごしたい人にオススメ

左右+中央に3列配置された独立型シート。隣との接触がないため、プライベート空間を重視する人向けです。「隣に知らない人がいると落ち着かない」という方には、迷わず3列シートをおすすめします。

・カーテンで仕切られ、自分だけの空間を確保できる
・ひじ掛けや背もたれのゆとりが大きめ、足元も広くリクライニング角度も深め
・独立型のため隣に人がいない
・価格は4列に比べてやや高め

4列シート:コスパ重視派に最適な選択肢

いわゆる"観光バス型"で座席が左右2列ずつ、4列のスタンダードタイプです。安さ優先なら最有力の4列シート。

・学生同士やグループ旅行、予算重視の旅なら選択肢として◎
・シート間が狭く、リクライニングの角度もやや浅め
・料金は安いが隣が近く、人の気配が気になることも

参考コラム:夜行バスの3列シートと4列シート、違いはどこ?

トイレ付き or トイレなし、あなたの旅に合うのはどっち?

長距離移動中に不安になるのがトイレの問題! 「夜行バスにあったらいいもの」の中でも、安心材料としてのトイレ付きバスは根強い人気があります。

夜行バスでは「途中でトイレに行けるの?」「寝ている間に行きたくなったらどうする?」と不安を感じる方も多いでしょう。ここでは、トイレ付き・なしバスの特徴と選び方を整理します。

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トイレ付きバス:初めてなら"安心"という名の保険を

初めての夜行バス利用者や女性の一人旅におすすめです。

・サービスエリア外でもトイレが使える安心感
・体調が読めないときの保険として有効
・トイレスペースぶんシート数が減るため、車内はややゆったり

参考コラム:トイレがある夜行バス、トイレがない夜行バス、あなたはどっち派?

トイレなしバス:静けさと空間効率で選ぶなら

「音やにおいが気になる」「とにかく眠りに集中したい」人には、トイレのないバスの方が快適に感じられるかもしれません。

・ニオイや音の心配がない
・トイレ移動の人の気配がなく、熟睡しやすい
・料金はトイレ付きより安い傾向

体調や睡眠環境の好みに応じて、トイレがあった方がいいかどうかは人それぞれ。でも、初めての夜行バスなら、トイレ付きの安心感は捨てがたいところです。

コンセントは"必須設備"というより"念のため確認"

スマートフォンをはじめ、充電が必要な機器を持ち歩く今の時代において、電源は「あったらいいもの」から「ないと困るもの」に近づきつつあります。とはいえ、コンセントの有無だけでバスを選ぶ必要はありません。

・コンセントまたはUSBポート付きバスが主流になりつつある
・全席対応でないケースも多いため、モバイルバッテリーは必携
・格安バスでは未設置のこともあるため要確認

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モバイルバッテリーは、旅のマストアイテム。充電できる環境は旅の安心材料となります。バス車内での充電ができないケースを想定し、事前の備えを行っておきましょう。
充電設備付きの夜行バス「VIPライナー」

フットレスト・レッグレストの有無は"地味に効く"

「夜行バスにあったらいいもの」として意外と見落とされがちなのが、足回りのサポート機能です。長時間座りっぱなしの移動では、足の位置が意外なほど大切。足首や膝裏をしっかり支える機能があるかどうかで、翌朝の疲労感がまるで違ってきます。

・フットレスト:足首の角度を安定させる
・レッグレスト:ふくらはぎや膝裏を支えてくれる

どちらも足のむくみ防止や、腰への負担軽減に大きく寄与します。特に女性やむくみやすい体質の人は、長距離移動での快適さに大きな差が出る設備といえるでしょう。
夜行バス「VIPライナー」 3列シートのレッグレスト・アームレスト

アメニティは「あると嬉しい」を超える旅の質の差

ブランケットやまくらは、あると嬉しいだけの"おまけ"ではありません。実際には、アメニティの有無が「眠れるかどうか」「体に負担がかかるかどうか」に直結する要素です。

・ブランケット
・低反発まくらや腰ピロー

VIPライナーでは、3列シート利用者に大判ブランケットや低反発ミニ枕をご用意。これがあるだけで、「ただの移動」が「質の高い休息の時間」へと変わります。
夜行バス「VIPライナー」のアメニティ

迷ったときは「自分にとっての"あったらいいもの"」を優先に

設備が多ければ良い、というわけではありません。自分が旅に求める優先順位に応じて、"何があると安心か" "何がないと困るか" を明確にしておくと、夜行バス選びで失敗しません。状況別におすすめタイプを示しますので、自分の優先順位にあてはめてみてみましょう。

【タイプ1】どれだけ眠れるかが重要 → 3列シート×トイレ付き×アメニティ充実
【タイプ2】とにかく安く済ませたい → 4列シート×トイレなし
【タイプ3】充電できないと不安 → 電源付きorモバイルバッテリー必携
【タイプ4】足のむくみ・疲労が気になる → フット・レッグレスト完備車両

夜行バスにあったらいいものは「安心」と「眠りやすさ」

夜行バスの移動時間をどう過ごすかで、旅の出だしの快適さが大きく変わります。

「夜行バスにあったらいいもの」は、単なる設備ではなく、あなたの不安を取り除き、疲れを軽減し、目的地に "整った状態で到着する" ための準備そのものです。

旅に出る前にほんの少しだけ調べておけば、その一晩は、ただの「移動」ではなく、「体を休める時間」になります。

そんな夜行バスの選び方、今日からはじめてみませんか?

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