歴史の町
忍城(おしじょう)
映画「のぼうの城」の舞台となった城下町行田の「忍城(おしじょう)」は、古く室町時代の文明年間(1469~1486)に山内上杉氏配下の豪族成田親泰が築城したとされ、関東七名城の一つとされています。時は戦国時代の終わり、豊臣秀吉の関東平定に際して、石田三成らによる水攻めにも果敢に耐えたことから「浮き城」の別名が生まれたと伝えられています。
現在の忍城御三階櫓は、明治6年に取り壊されたものを再建したもので、最上階からは市内の景色が一望できます。
埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)
「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」が出土したことで全国に知られている「稲荷山古墳(いなりやまこふん)」や、日本一の規模を誇る円墳「丸墓山古墳(まるはかやまこふん)」など、9基の大型古墳が残されています。約30haの古墳公園内には、はにわ作りを体験できるはにわの館や埼玉県立さきたま史跡の博物館などもあり、古代のロマンを堪能できるスポットとして親しまれています。
また、付近には関東の石舞台といわれる「八幡山古墳(はちまんやまこふん)」など、多くの史跡があります。
古代蓮の里(こだいはすのさと)
約1,400年から3,000年前のものとされる行田蓮(古代蓮)をはじめとするおよそ42種類、12万株の蓮が植えられています。午前中に開く蓮の花は、7月初旬から8月初旬にかけて見頃を迎えます。
敷地内にある古代蓮会館は、ジオラマや大スクリーン映像が楽しめる体験型施設で、小さなお子様からお年寄まで人気があります。
行田のグルメ
お好み焼き風の「フライ」と、じゃがいもとおからのコロッケ風「ゼリーフライ」は、行田自慢の伝統の味。行田名物としてテレビや雑誌に度々紹介されています。
フライ
行田でいう「フライ」とは小麦粉を水で溶き、鉄板の上で薄く焼きながら、ねぎ、肉、卵などの具を入れ、好みでソースまたは醤油だれをつけて食べるもの。足袋工場で働く女工さんに大ヒットし、現在でも市内では30店以上の店が営業しています。
ゼリーフライ
フライと名前は似ていますが、「ゼリーフライ」は全く違う食べ物。見た目は衣のついていないコロッケのようなもので、ジャガイモにねぎやにんじん、さらにたくさんのおからが入っているのが特徴で、もちもちとした食感が大人気です。
アクセス
電車でアクセス
上越新幹線
「熊谷」駅下車→JR乗りかえ「行田」駅下車
又は秩父鉄道乗りかえ「行田市」駅下車
JR高崎線
「行田」駅下車→(市内循環バス利用)「吹上」駅下車→朝日バス利用で約15分
「熊谷」駅下車→秩父鉄道乗りかえ「行田市」駅下車
車でアクセス
東北自動車道
羽生IC→ 国道125号バイパス経由で約25分
加須IC→ 加須市より国道125号経由で約30分
関越自動車道
花園IC→国道140号より熊谷経由17号バイパスで約40分
東松山IC→ 鴻巣市吹上経由で約30分